Reality +
David J Chalmersが書いた本
最初の方
シミュレーション仮説、経験機械、胡蝶の夢あたりを接続しつつ、それらにおけるDescartes的懐疑論を提示している
デカルトの言う「悪魔」と、シミュレーション仮説のコンピューターと、水槽の脳が同じだよねという接続はおもろい
時代によってメタファーが変わる
個人的には、まあそれはそうって印象blu3mo.icon
「シミュレーション仮説とかありえないでしょ」みたいな一般的常識を崩して、Descartes的懐疑に慣れさせるのが目的の章って感じかな
グローバル懐疑論
自分は既にその辺りは把握していると思う
まあでもそこの基礎づけを盤石にするのは大事
その上で、それに対する批判もこの本が頑張ると言っているblu3mo.icon
Berkeley・世親の観念論・唯識論
これは、グローバル懐疑論とは異なる立場
グローバル懐疑論は実在がないとしているが、観念論は「見え」(≒現象?)自体が実在だとしている
これは我思う故に我ありに近いが、「我思う」から「我あり」ではなく「我の思考/認識あり」を導いている感じかな
観念論と現象学の違い
色々な論点と、その議論を提示している
外部世界は本当にあるのか?
私たちはシミュレーションの中にいるのだろうか?
私たちに知識はあるのか?